りえぴゃんビジョン アニメ・鋼の錬金術師 #35

りえぴゃん

2010年11月23日 18:13

ぶつかり合う肉体、炸裂する砲弾。
北の守りを脅かすホムンクルスとの大激戦。
この戦いを制するのは我か、それとも。
立ち塞がるものは排除する。
それが北の掟。

ホムンクルス・スロウスの掘ってきた穴に降りるエドたち。
ゆるやかにカーブするトンネルは、おそらく大きく円を描いているとにらむ。
だがエドは気がつく。
アメストリス建国以来勃発する領土戦争、内乱、そして円。
バラバラだったピースが合わさるエピソードです。


第35話 この国のかたちのみどころ













スロウスを氷漬けにして外に放り出したエドたち。
ブリッグズの最新兵器が効かない奴も、これでなんとか春までは身動きがとれないだろう。

スロウスが掘った穴に下りてみると、そこはちょっとした軍隊なら通れるほどの大きなトンネルだった。
入り口から遠く離れた所まで来ると、オリヴィエはすべてを話せと兄弟に詰め寄った。
洞察力の鋭いブリッグズの主を前に、エドたちは「力を貸してほしい」と経緯を話し始めた。

現在の状況ではマスタングをはじめ監視下に置かれている者もおり、オリヴィエにとっても失うには惜しい人材がいるようだ。
が、マスタングに関しては
「どうでもいい。いっそとっとと失脚してくれればライバルが減ってせいせいする」
と言っている。
上昇志向も旺盛な女将軍である。

「この地下道、貴様ら錬金術師はどう見る?」とオリヴィエに問われ、エドはハッとする。
ファルマンのデータベースを元に、国境での戦争や国内の内乱の場所を地図で確認する。そしてそれらを線で結ぶと・・・

「なんてことだ!第五研究所の地下にあったという錬成陣とそっくりじゃないか!」
「人の命を使うという賢者の石の陣か。こんな巨大なもので石を作ったら一体何人が犠牲になるんだ!」

戦争はおろかクーデターや内乱、すべての事件に軍が関係している。しかも、アメストリス建国当初から。
「奴らはこの国を利用して何かをしようとしているのではなく、何かをするためにこの国を作りあげたのか」

ヒューズ准将はとっくに気づいていた。
いや、あの男、セントラルで大総統に倒された氷結の錬金術師アイザック・マクドゥーガルでさえ。
次に狙われるのはこのブリッグズ!

セントラルからレイブン中将が来たと報告を受けて、エドたちはレイブン中将にかまをかけてみることにした。

「あのドラクマの生物兵器。あれは素晴らしい体を持っていました。不死身の体。夢のようではありませんか」
「夢でない日が近づいている・・・と言ったらどうするね?なあ、少将。完全な不死の軍団に興味はないか?」

レイブン中将は餌に喰らいついた。

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