あっぱれ、ミケリン大先生

りえぴゃん

2011年05月16日 17:20



うちの敷地をテリトリーとする野良猫ミケリン(♀ 推定10歳 人間の56歳)が
2011年05月14日の未明に死にました。
死因は不明。
でもここ数週間あまり元気が無かったので
何か患っていたのかもしれません。

さてこのミケリン。
いつの頃からか我が家の1階裏口にひょっこり姿を現し、
以来8年ほどうちに住み着いていました。

1階で餌をもらい、
母に毛布を敷いた寝床を作ってもらい、
時に父の仕事場に勝手に入り込み、
毎年何度も出産をし(そのたび我が家が子猫を保護)、
他所から餌を食べに来る他の野良猫を蹴散らし、
最近はちゃっかり3階の我が家でご飯を食べて昼寝をし、
いやもう何て言うのか、
うちの飼い猫より圧倒的な存在感のある猫でした。



年に数回も出産するのでミケリンの血を引く子達は
軽く40匹を越すのじゃないかな。
それにしても野良猫という身の上でありながら
たいした病気ひとつせず10歳(推定)まで生きたミケリンは
なんと生命力のタフな猫であったことか!

ここ数年は決して子育て上手とは言えず
ややネグレクト(育児放棄)気味だったミケリン。
保護したのはミケリンの子が6匹、孫が3匹。
血縁の疑いのある子が3匹。
我が家の半数近くの猫がミケリンの血縁者って・・・



自由で気ままで気高く孤高の女王だったミケリン。
何匹もの子供を生んだ彼女はまさに
生き物としての使命を全うし本懐を遂げたと言ってもいいでしょう。
私はその死を悲しむというよりも
彼女の生き様に深い敬意を払うものであります。

ミケリン、あなたは本当にすごい猫だったよ。
猫ながらあっぱれ。

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