アズキの履歴書(1/2)

りえぴゃん

2009年02月28日 17:20

名前:アズキ
性別:メス
生年月日:2007/04頃。2009年現在、2歳(人間の23歳)。
種類:雑種(サバトラ)
特徴:特に無し。強いて言えば四肢共に真っ黒な肉球。
棲息域:家屋全体。
性格:おっとりしつつも、人に抱っこされるのは嫌い。だからちょっと近づくだけで、すす~っと場所移動。お父さんと相思相愛ながら、最近はマーキングをするのでお父さんも呆れ気味。
アズキとの出会い
2007年の07月頃。
梅雨も明け、すでに沖縄に長い長い夏が訪れていたある日。
従姉妹から一本の電話がありました。

家の近くで車道を歩いていた子猫を拾った。
うちでは飼えないのでそちらでなんとかしてほしい。


子猫を拾ったという彼女は大の猫好きで、
ウチに遊びに来る時は彼女ハンドメイドのおもちゃを持ってくるほど。
でも同居の家族がペットは苦手らしく、
保護したものの飼うわけにはいかないという事情があるのです。

でも我が家でもすでに猫さんの数が20匹を越え、
これ以上は世話をするのにも限界があるというラインまで来ていました。
正直増やしたくはない。
でも、彼女には飼えない理由があるし、
第一里親を探すという手段すら彼女は知らないだろう。
じゃあ、どうする?
このままじゃ拾った場所に再び放っておかれるかもしれない。
最悪、保健所行きだってことも考えられる。
ああでもない、こうでもないと考えあぐねていた時、
フッと思い浮かんだことがありました。

そういえばこの前ユキちゃんが死んだんだっけ・・・
ああ、だからなの?


猫もこれだけいるわけなので、
今までに何匹もの子を見送ってきました。
総数が20匹になったあたりから、
これ以上保護するのは止めようとセーブをしているのですが、
一向に頭数が減っていかない理由は、
誰かが死んだり、またはもうこれ以上延命は無理だなという時。
必ず新しい誰かを保護することになるのです。
まるで死にゆく子が、

わたしが死んだらあの子を家族にしてあげて

とでも言っているかのようで。

あまりのタイミングの良さに、新しい子を家族に迎える時には
なにか偶然を装った必然さえ感じてしまうのです。

そっか、ユキちゃんがその子を助けてあげて・・・って言ってるんだなぁ。
そう思わずにはいられませんでした。

ユキちゃんは2007/05に死んだメス猫で、
いずれブログに詳しく書こうと思いますが、
さまざまなハンディキャップを抱えた子でした。
自力で排泄のできないユキちゃんを、
私たち家族は15年もの間世話をしてきました。
そのせいでしょうか、ユキちゃんがまるで

今まで長い間世話してくれてありがとう
もうわたしはいないので、
その分他の猫を引き取ってあげてね


と言っているような気がしたのですよね。
安っぽいセンチメンタリズムかもしれませんが。

そんな風に感じた私は
その猫もってきて!ウチで引き取るから!
とすぐさま従姉妹に答えたのです。


えー、お約束どおり(?)
またまた続きます。

次の記事→2009年03月03日『アズキの履歴書(2/2)

関連記事