猫キャバ！

寒風吹き荒れる炭鉱の町を舞台に
合成獣（キメラ）と人間の総力戦が繰り広げられる。
油断をするな、死力を尽くせ。
激戦の果てに訪れる意外な結末とは。
勝利の瞬間、人は無防備になる。

エド、アル、スカー、キンブリー、そして合成獣（キメラ）。
戦うのは男たちだけではない。
ウィンリィ。
彼女もまた目をそむけずに彼女の戦いに身を投じるエピソードです。

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第38話 バズクールの激闘のみどころ

スカーとマルコーの行方を追って、キンブリーやマイルズ少佐らと共に、今や廃坑となった無人の町バズクールにやって来たエドたち。 独自にスカーとメイを探したい２人は、護衛役の兵士をまいて姿を消した。 あてどもなく町を探し諦めかけていた時、廃墟の向こうから声がした。 アルフォンスさまー！ エドとアル（と、アルの中にいたウィンリィ）はメイ、同行していたマルコー（ついでにヨキ）と会えたのだった。 エドの「錬金術は何かがおかしい。だから錬丹術に可能性を求めてメイを追って来た」という言葉に対し、マルコーは言った。 「実はそのことにいちはやく気づいた者がいた。これがその研究書だ。この書物に解決の糸口があるとにらんでいる。だがそれにはスカーが必要だ」 エドとアルはスカーを追い、その場を後にした。 その頃、スカーは２人の合成獣（キメラ）と戦っていた。 立場上エドたちは合成獣と同じ側だが、独自にスカーを捕らえたいため、合成獣にはしばし眠ってもらうのだった。 エドはスカーと対峙する。 鋼ではない炭素素材の機械鎧に換装し、今やスカーの破壊の錬金術も怖くない。 お互いの錬金術で猛攻をかけようとしたその時、ウィンリィが現れた。 「ちゃんと向かい合って話をしたいの。なんで、とうさんとかあさんを殺したの？」 だが。 ウィンリィはスカーによって連れ去られたのである。

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