猫キャバ！

ＰＣのウィルス感染の間、いくつかあった出来事のうちのひとつ。
うちで引き取ったフーちゃんの母猫で
我が家の１階敷地に住んでいた野良猫が死んでしまいました。



このフーちゃんのママ（♀　享年３歳　人間の２８歳）は、
たぶんミケリン（♀　推定８歳　人間の４８歳）の孫にあたる猫。

毎年最低でも２回、その都度３匹程度は子猫を生むミケリンなので、
さぞや猫がネズミ算式（猫算式？）に増えるかと思いきや、
クリン・マリン・カリンのように家猫にでも昇格しない限り、
９割は自然淘汰されてしまい、生き残れません。

実際、ミケリンの血を受け継ぐものでうちの敷地にいる猫は３匹しかおらず、
そのうちの１匹だったフーちゃんのママ。
ほどほどに人間の介入があって育った割には
人間には全然慣れておらず、
ちょっと側を横切っただけで、シャーッシャーッと。

おまけにウチでちゃんと餌を与えているにも関わらずものすごく痩せていて、
フーちゃんを産んだ後はミケリン以外は寄せ付けず、
あまりアクティブに動き回ることもありませんでした。
どことなく影が薄いというか、
薄幸の少女・・・という感じだったのですよね。



最近はミケリンもプチ家出を繰り返してウチの敷地にはいないし、
いつもひとりぼっちだったフーちゃんのママ。
きっと何か持病でも抱えていたのでしょう。
数週間前にひっそりと敷地内で息を引き取っていたそうです。

まだまだ若い猫だったけれど、やっぱり野良猫ってこうやって
自然淘汰されていくものですね。
ミカン（♂　１歳　人間の１７歳）もミケリンの孫なのですが、
その母親、つまりミケリンの子もミカンを産んで半年くらいして死んでしまいました。
たぶん１，２歳だったと思います。

こう考えるとワクチン接種もしていないし、年に何度も子供を産んで、
野良猫として元気に生きているミケリンには
ものすごく強い生命力と繁殖力を感じずにはいられません。
なんというか、生きる力が桁違いに大きい！

そんなミケリンの血を多く受け継いでくれれば、
もう少しタフな猫さんとして育っていたかもしれないフーちゃんのママ。
天のご意志とはいえ、馴染みの子が死んでしまうのは悲しいことです。
願わくば神の御許で元気で幸せに暮らしていますように。

関連記事→2009年02月18日『フーちゃんのママ』